自分メンテナンスのブログ

自分を整理整頓する為のブログです♪

棚卸しの妙味

ホームセンターに勤める友人から棚卸しのアルバイトの話が舞い込んで来た。

このところ特に必要でなければ外出する機会も無かったので、この誘いはタイミング的にも非常に有り難く、ほぼ即決で快く受ける事にした。

 

この日の為に集められたアルバイトがグループ分けされ、指定された棚の商品を一つずつ数えて記入した付箋を貼っていく。

正確さが求められる為もちろん無駄口は厳禁だ。

ただ時折り、数の念仏を唱える小声や独り言に集中力を遮断されそうになるのに注意が必要になる。

普段コミニケーション重視の仕事をしているので、黙々と作業するのはとても新鮮だ。

長い棚列を終わる度に達成感を感じられる。

そいえば、小さなゴールを設定し達成する事は自分に自信がつくらしい。

集中した後はスッキリした解放感で心地よい。

今流行りのマインドフルネス的感覚だ。

 

それにしても、ホームセンターの品揃えには改めて驚かされる。

専門的且つ利便性の高そうな物が沢山あり、細かく分類され陳列されている。

数えながら、これ、良さそう!と思える商品も一つ二つでなかった。買い物モードだったらトラップだらけの危険地帯と心得よう。

意外だったのはペット用品のコーナーで観賞魚が犬、猫並にスペースをとっている事だ。

世間一般、魚を飼っている人は多いのか?(単にこの店舗が充実しているだけかも知れないが…)

愛犬愛猫の話題は良くあるし写真を待ち受けやアイコンにしてる人は多いけど、家の観賞魚を待ち受けやアイコンにしてる人を知らなかったから、これは大いなる発見かも知れない。

 

2時間半と3時間、二日間で5225円のアルバイト料を受け取った。

お疲れ様でしたー。

封筒に入ったお金を手渡された時、

労働の対価を実感し心底有形の喜びを感じた。

それは金額では無い。

人がだんだん働く悦びを喪失していくのは、自分が単に数値化されていく様な虚しさかもしれない。便利さを追求したシステムが、労働すなわち働きを労う(ねぎらう)事を忘れてさせてしまったと思う。

これからキャッシュレスがより進み、お金が歴史の教科書にしか存在しなくなる時もそう遠くないに違いないが、それまではこのアナログなツールを大いなに味わっていたい…。

 

追記

今回ホームセンターの棚卸しで自分が1番欲しかった物は棚卸しに使ったロール状の付箋テープだったのに確認したところ販売してないらしい。残念。